「カサンドラ症候群」という名前は、心理療法士ローリー・シャピラによって名付けられました。
名前の由来は、ギリシャ神話の悲劇のヒロインにちなみます。
太陽の神アポロンから予言の力を授かるものの、悲劇的な未来ばかりを予言し、そしてその予言を誰にも信じてもらえないために、運命にあらがえない…そんな悲劇のヒロインです。
アスペルガーをパートナーに持つ人が抱えやすい以下の状況が、リンクするものがあります。言い得て妙なネーミングですよね。
「不幸な未来ばかりを予言してしまう」=「アスペルガーの人の言動にヒヤヒヤさせられる」
「予言を誰にも信じてもらえない」=「苦しみを周囲から理解してもらいづらい」
「運命にあらがえない」=「未来に不安・絶望がいっぱい」
そしてこのようなストレスが積み重なり、精神的にも身体的にもボロボロになっていく…
それが、まさに「カサンドラ症候群」です。
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